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2018年4月23日 (月)

銀河戦記/鳴動編 第十四章 査問委員会 V

第十四章 査問委員会

                 V  翌日の早朝。  第十一攻撃空母部隊が母港としているカラカス基地の発着港。  旗艦軽空母セイレーンの搭乗口でパトリシアを出迎える一同があった。  副指揮官のリーナ・ロングフェル大尉、同ジャネット・オスカー大尉、セイレーン 艦長のリンダ・スカイラーク中尉他、多数の参謀達である。なお準旗艦高速軽空母セ ラフィム搭乗のジャネットは宇宙に出たところで、自分のセラフィムに戻る予定であ る。  パトリシアの到来に一斉に最敬礼する一同。 「お待ちしておりました。ウィンザー大尉」  一同を代表してセイレーン搭乗の副指揮官のリーナが挨拶した。 「よろしくお願いします」 「全艦発進準備完了、いつでも出撃できます」 「ありがとう。出撃の前に艦内の施設を確認したいのですけど。特に艦載機の発着ベ イを一度見ておきたいのです」 「わかりました。艦長のリンダに案内させましょう。リンダ、案内して差し上げて」 「かしこまりました」  艦長のリンダが先導して歩き出した。その後についていくパトリシア達。  ジャネットと副艦長は、先任指導教官のカインズ中佐を待つために居残ることにな っていた。 「私どもは、先に艦橋に戻って出撃の準備を致します」  艦橋へ上がるエレベーターの前でリンダ達参謀と分かれる。 「艦載機発着ベイはこちらの方角です」  エレベーター前から艦首の方向に続いている通路を行った先が艦載機発着ベイだっ た。 「ここです」  リンダに伴われてやってきたパトリシアを見るなり、最敬礼をほどこして歓待の意 を表す甲板作業員達。  それらの人々の間を進んでいく二人が通り過ぎた後ろの方では、囁くような声でパ トリシアを眺めながら語り合っている。 「おい。今のが新しく来た司令官か?」 「違うだろ。佐官昇進試験だよ。今度の収容所捕虜救出作戦の指揮を執ることが与え られた試験なんだと」 「へえ。何にしても、士官学校出たばかりで、もう少佐殿か。ランドール提督の配下 の士官さまは、ご活躍だねえ」 「あほな事言ってるんじゃないよ」 「情報参謀のウィング少佐や、我らの部隊司令官兼航空参謀フランドル少佐に比べれ ば、あまりパッとしないんだよな。強烈な印象のあるランドール提督だけに、その副 官となると影が薄くなるって感じだな」 「それは言えてるな。しかし一応作戦参謀の一人らしいぜ」 「で、その作戦参謀さんが今回の任務の総指揮を執るわけだよ。大丈夫かな……俺達 の命を握っているんだぜ」 「そうだな……」  心配そうな表情でパトリシアの後姿を見つめていた。

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