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2018年10月27日 (土)

妖奇退魔夜行/蘇我入鹿の怨霊 其の拾伍

陰陽退魔士・逢坂蘭子/蘇我入鹿の怨霊 その拾伍(土曜劇場)

(拾伍)新たなる事件  翌朝。  事の詳細を告げられた井上課長は、 「なぜ、起こしてくれないんだ」  と、憤慨しつつも自分では役に立たなかったであろうことも良く分かっていた。 「何にせよ。向こうからも動いてきたということか」 「こちらが動けば、相手も動く。犯罪捜査のイロハですね」  その時、井上課長の携帯が鳴った。 「ああ、私だ……なに、本当か!早速県警に……迎えに来る?分かった、ここで待てば 良いのだな」  どうやら事件発生のようである。 「どうしましたか?」 「首切り事件が発生したよ」 「この奈良の地で?」 「ああ、奈良県警から迎えのパトカーが来るから、それで現場に急行する」 「昨夜の呪術者の仕業かも知れませんね」 「かもな。というわけで、君には帰らないで、もうしばらく同行してくれないか?」 「わかりました」 「学校の方には連絡させるよ。警察の協力ということで、出席扱いにしてもらう」 「ありがとうございます」  井上課長がチェックアウトと宿代の支払いをしている間に、土産物屋で買い物をする 蘭子。 「これでいいかな」  と、手にしたのはごくありふれた、お守り。 「五百八十円になります」  そうこうするうちに、奈良県警のパトカーがやってくる。  そのパトカーに乗って現場に向かう二人。  井上課長の車は、別の警察官が運転して付いてくることになった。  パトカーの中で、買ったお守りに呪法を掛けている蘭子。 「何をしているの?」 「お守りに護法を掛けています」 「護法?」 「昨夜のこともありますから、課長の身を守るためのお守りです。はい、どうぞ」  というと、護法を掛けたばかりのお守りを手渡した。 「お守りねえ……」  受け取り、しばらく見つめていた。  釈然としない表情ではあったが、胸内ポケットにしまう課長であった。  変死とか怨霊の仕業としか思えない事件を扱い、怨霊とも直に目にしてきただけに、 「非科学的な!」  とは言い切れない心情になりつつあった。
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