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2018年11月17日 (土)

妖奇退魔夜行/蘇我入鹿の怨霊 其の拾捌

 陰陽退魔士・逢坂蘭子/蘇我入鹿の怨霊 其の拾捌(土曜劇場)

(拾捌)禁足地  蘭子が拝礼している間に、井上課長が石上神宮の宮司に事情聴取すべく掛け合ってい た。 「宮司から話が聞けることになったぞ」  というわけで、社務所で宮司の話を聞くことになった。  石上神宮の宮司は、世襲として忌火(いんび)職を務め、物部氏の本宗にあたる森家 が代々勤めている。  現在の宮司は、森正光である。  事件の概要を簡単に説明した後、 「石上直弘という人物をご存知ですか?」  単刀直入に尋ねる井上課長。 「石上直弘……ですか?」 「心当たりありませんか?」 「と言われても……ご存知かと思いますが、物部氏や石上家に連なる家系は、それこそ 数限りなくありますからねえ」 「陰陽師をやっている方とかはご存知ないでしょうか?」  軽く首を振る宮司。  いろいろと突いてみるが、石上直弘のことや関係者のことは知らないようだ。  せっかく来たのだからと、石上神宮の歴史を語り始めた。 物部氏系譜 「誰かが、私を呼んでいます」  つと立ち上がる蘭子。 「どうした?」  突然の行動に不審がる井上課長。 「行かなければ」  憑き物に取りつかれたような表情を見せる蘭子。  尋常ではない蘭子の態度に心配する二人。 「ついていきましょう。何かが起こりそうです」  神官でもある宮司にもその気配を察知したのであろう。  蘭子の後を追う二人。  蘭子は社務所を出て拝殿後方へと回り込んだ。  行く先は「禁足地」と呼ばれるところのようだった。  拝殿後方の、「布留社」と刻字した剣先状の石製瑞垣(みずがき)が取り囲む、東西 44.5m、南北29.5m、面積約1300平方mの地を「禁足地」といい、当神宮の神域の中でも 最も神聖な霊域として畏敬(いけい)されています。  明治以前は南側の半分強(南北約18m、面積約800平方m)だけで、当神宮御鎮座当初 からのものかどうかはあきらかではありませんが、古来当神宮の御神体が鎮まる霊域と して「石上布留高庭(いそのかみふるのたかにわ)」或いは「御本地(ごほんち)」、 「神籬(ひもろぎ)」などと称えられてきました。  石上神宮禁足地入口  両側の石柱に渡してある注連縄(しめなわ)を右手で持ち上げてくぐろうとする蘭子。  注連縄は神域と現世を隔てる結界の役割を持ち、禁足地の印にもなる。  気づいた職員の一人が注意を促した。 「これ、そちらは禁足地です」  しかし蘭子には、注意も聞こえていないようだった。  何かに誘われるように、禁足地に足を踏み入れる蘭子。 「ちょっと!待ちなさい」  後を追ってきた宮司が止めた。 「何者かに憑かれているようだ。様子を見てみよう」  職員を制止する宮司。 「我々は中に入れないのですか」 「だめです。禁足地ですから、ここは蘭子さんに任せましょう」  蘭子が禁足地に入ると同時に、無意識にか千鳥足のような足取りになった。  禹歩(うふ)という鎮魂のための歩行術 「天蓬」「天内」「天衝」「天輔」「天禽」「天心」「天柱」「天任」「天英」  という言葉を唱えながら一歩ずつ踏みしめて歩く。 一、スタート時点で両足をそろえて立つ 二、左足を一歩前に出す。右足を左足より一歩前に出す。左足を引きつけて右足とそろ える。 三、右足を一歩前に出す。左足を右足より一歩前に出す。右足を引きつけて左足とそろ える。 四、左足を一歩前に出す。右足を左足より一歩前に出す。左足を引きつけて右足とそろ える。 以下繰り返し。
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