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2019年3月 2日 (土)

銀河戦記/鳴動編 第二部 第二章 ミスト艦隊 V

第二章 ミスト艦隊(土曜劇場)

                 V  ミスト旗艦の発着ゲート。  着艦したドルフィン号をミストの兵士達が取り囲んでいる。  ドルフィン号のドアが開いて、特務捜査官コレット・サブリナ大尉を従えたアレッ クスが降りてくる。  一斉にアレックスに向けて銃を構える兵士達。  反射的に腰のブラスターに手を掛けるコレットだったが、アレックスに制止されて 手を戻した。  やがて一人の人物が、兵士達をかき分けて、アレックスの前に進み出た。  兵士達に銃を下げるように指示してから、挨拶を交わしてきた。 「ミスト艦隊司令官のフランドール・キャニスターです」  言いながら手を差し出していた。 「アル・サフリエニ方面軍司令官、アレックス・ランドールです」  アレックスも答えながら、差し出された手を握り返した。 「アル・サフリエニ……ですか。まあ、ここはそういうことにしておきましょうか」  共和国同盟軍はすでに存在しておらず、アル・サフリエニ方面軍という称号もすで に消滅していた。  にも関わらずアレックスがその称号を名乗ったのは、デュプロス星系がバーナード 星系連邦に対して、総督軍への編入を未だに態度保留していたからである。 「立ち話もなんですから、私のオフィスに案内しましょう。そちらの可愛いSPさん もご一緒にどうぞ」  とコレットに視線を送った。  可愛いなどと言われて頬を赤らめるコレットだった。  無骨な男達しかいない戦艦にあっては、唯一の女性のコレットを可愛いと感じるの は当然かも知れない。  実際にも、コレットはその名前にふさわしく、若く美しかったのである。 「一応規則ですので、銃をお預かりします」  アレックスが頷くのを見て、銃を預けるコレット。  司令官オフィス。  司令官二人が、ソファーに腰掛けお茶を飲みながら会談をしている。  コレットもお茶を勧められたが、丁重に断ってドアの前に直立して二人の会話を見 つめている。  SP要員としての任務を忘れないコレットであった。 「……なるほどね。用件は納得いきました。とにかくも貴艦らの所領通過を認めまし ょう」 「ありがとうございます」 「まあ、当方としても連邦に対しては、屈服するのも潔しとは思っていませんのでね。 できれば中立を保てればと願っているのですよ」 「中立ですか? 連邦が許さないでしょう」 「確かに、いろいろと干渉をしてきますよ。直接の武力介入は今のところありません が、いずれは……」  と言いかけたときに、アレックスの携帯端末が鳴った。 「緊急入電です。すみません、ちょっと失礼します」  一言断ってから、携帯を開いて連絡を取るアレックス。 「ランドールだ。スザンナ、どうした?」 『敵艦隊です。P-300VXが、デュプロス星系に侵入したバーナード星系連邦と 思われる艦隊の艦影を捕らえました。おそらく例の先遣隊の一部がこちら方面に進駐 してきたものと思われます』 「判った。全艦、戦闘体勢で待機だ」 『了解! 戦闘体勢に入ります』  連絡を終えて携帯を閉じるとミスト司令官が怪訝な表情でたずねてきた。 「戦闘体勢とはどういうことですかな」  それに正直に答えるアレックス。 「どうやら、件のバーナード星系連邦が武力介入を仕掛けてきたもようです。そちら の所領内ではありますが、敵艦隊に対して戦闘体勢を取らせていただきました」 「なんですって? しかし当方の監視体制には……」  言いかけたとき、今度は司令官オフィスのインターフォンが鳴った。 「どうした?」 『監視衛星がデュプロスに侵入する艦隊を捕らえました』 「バーナード星系連邦か?」 『おそらく……』 「よし、全艦、戦闘体勢をとれ!」
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